2015年4月13日月曜日

もはや待ったなしの地方創生~統一地方選(前半戦)を終えて~

史上最低の投票率、無投票当選者の続出など
昨日行われた、統一地方選の前半戦は
予想通りの結果となりました。

与党圧勝ムードが漂う中、金太郎あめのように各地で叫ばれる
「地方創生」の言葉を聞いて、「本当に大丈夫なの?」と
首をかしげてしまうのは私だけではないはずです。


(今朝の日経新聞2面記事)





各地で、実際に動き出した「地方創生」の戦略は
今のところ、「残念」としか言えない状況です。
プレミアム商品券のバラマキに象徴されるように
小手先の政策をこぞって取り入れるだけで
中長期的な観点での地域活性化スキームが
形成されているとは程遠い印象を受けます。


4月から開始される人材支援制度による
有識者の派遣に期待を寄せたいところではありますが
官僚や大学教員らエリート達が、どこまで地方で
汗をかく活動が出来るのか?
頭でっかちの理論武装だけでは、深刻な地方の情勢は
変えられないと感じています。


島根県海士町など、成功している自治体もありますが
他の自治体は
二番煎じを狙うのではなく、独自のリソースを見つけるべきだと
思います。
地方創生の成功キーワードを一つ上げるのならば
私は「やり方」ではなく「考え方」であると断言します。


他地域の成功事例の「やり方」をまねるのではなく
関わった人の「考え方」を習得すること。
どのようなプロセスで成功事例を生み出したのか?
その背景にあるスタンスや価値観をあぶりだすことが
重要だと思います。


今回の地方選で政策基盤を益々固めた
安倍政権にとって、
「地方創生」は一過性のはやり文句ではなく
もはや、待ったなしの最重要課題となりました。


「やり方」ではなく、「考え方」を重視して。
一コンサルタントとして、微力ながら小職も
地方創生の一翼を担うことが出来れば
幸いです。


オフィスたはら 観光人材育成コンサルタント 田原洋樹


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