2014年9月8日月曜日

人材不足が深刻化する建設業界での人材育成

各業界で人手不足が深刻な状況を迎えていますね。
アルバイト不足により、深夜営業出来ない飲食店が続出しています。
そして、建設業界もしかり。
もともと3Kなどと言われた業界、優秀な人材が集まらないと、建設会社の人事担当者から
嘆き節をよく耳にします。


公共事業の復活などで、現場は多忙を極める一方、新しい人材が入ってこないので
現場は大忙しです。
深夜まで残業し、休日も出勤せざるを得ない状況の中、あまりの過酷さに、せっかく入社した
優秀な若者が離職して行くという、まさに「負のスパイラル状態」


そのような中、既存のメンバーをいかに育てていくか?
建設業界の人材育成のあり方について問われています。
昔のように、「上司の背中を見て育つ」というOJT教育では満足いく人材が育たず
OFFーJTでしっかりと体系立てて教育したいというお声が増えてきました。


特に要望が多いのが、管理職の人材マネジメントです。
メンバーの強みを生かした、コーチング的な観点を持った部下育成。
彼らは、「しかる」のは比較的得意なのですが「ほめる」ことは、ほどんとしません。
上司部下になりきって、ロールプレイングをすると、照れくさそうに「ほめる」上司役に対し
心地よさそうに「ほめられる側」の部下役がにこにこしています。
練習とはいえ、自らほめられて、初めて「ほめる」有効性を体感するんですね。


真っ黒に日焼けをし、つなぎを着ながら、一生懸命にロープレに挑む姿、この姿を
彼らのメンバーが見れば、きっと嬉しいだろうな。
そんなことを考えながら、研修をしています。

株式会社オフィスたはら 人材育成コンサルタント 田原洋樹
http://officetahara.com/