2011年8月27日土曜日

戦場カメラマン 渡部 陽一さんのコラム 『石の上にも15年』

昨日の日経・夕刊紙に、戦場カメラマンの渡部陽一さんのコラムが掲載されていました。
全く売れない時代に、バナナの積み下ろしのバイトをしながら、カメラマンを続けた苦労話が語られています。

渡部さんの師匠である報道写真家の山本皓一さんから言われた言葉は「石の上にも15年」。
納得して決断した仕事なら15年続けなさい。そうすることで、必ず形になるんだということを教わったそうです。

そして、今や講演会やTV出演など、引っ張りだこの存在に。今、その師匠の言葉をかみしめているとのこと。

私はJTBで観光業界に15年間身を置き、その後人材育成の仕事を続けています。
JTB時代は旅行営業職、今は研修講師業。一見全く正反対の仕事をしているように見えますが、その志は変わらず、観光業界の底上げのために何ができるか、何をやるべきか、何をやりたいのか?
それを追求したら、今の自分に至りました。

社会人として今年で20回目の年を迎えています。
そういう意味では、「石の上にも15年」を超えています。
ものつくりではなく、人つくり。
成果がはっきりと目に見えないからこそ、難しくもあり、無限の魅力もあります。
決して楽な道のりではなく、落ち込んだり、もがき苦しんだりの連続ですが
観光業界の人材育成にこれからも挑み続けていきたいと思います。

渡部さんの師匠がこんな言葉を会うたびにおっしゃるそうです。
「毎日、コツコツ続けること。辞めないこと。ぶれないこと。挑戦すること。」

そして、渡部さんの挑戦は、「学校カメラマン」になることだそうです。
戦争のない平和な世界が実現し、子供たちの幸せな姿を撮ること。
戦場とは180度違うその風景を撮ることが、渡部さんの夢だそうです。

仕事を通じて、何を達成させたいのか?そのWILL(志)を私も今噛み締めています。


㈱オフィスたはら 代表取締役 田原 洋樹
http://officetahara.com/