2011年11月3日木曜日

技術者に求められるコミュニケーションスキル

こんばんは。

先日、とある企業の技術者向け研修に行ってきました。
自身の会社人生を設計する上で、どんなスキルが必要か?等のテーマで議論しましたが
受講者の声で多かったのが「コミュニケーションスキル」でした。
技術者の方ばかりなので、もう少しテクニカル寄りの意見が出るかと思いましたが、意外にも
ヒューマン系なものが出てきました。

実はこの傾向は最近他の会社でも見られるようです。
技術者の方も一昔のように、専門的な知識や技術を持っていれば、全うな会社人生を送れるという
時代ではなくなったのでしょうか?
終身雇用の崩壊、グローバル化による人材の流出入、彼らを取り巻く環境は大きく変化しています。
もともと高度な技術や専門的な知識を持っている技術者が、コミュニケーションスキルに代表されるようなヒューマンスキルを持ち合わせれば鬼に金棒・・・ということでしょう。

もっとも今回の受講者に限っては、皆既にコミュニケーションスキルも高く、日頃研究室にこもって、誰とも口を聞かないといった、私の中にあった『技術者象』とは180度違いました。
企業も採用の段階で、そのような対人対応力を兼ね備えた人材を取り始めているのでしょう。
先日ある雑誌に出ていましたが、採用時に求めるスキルを「コミュ二ケーションスキル」とする企業が一番多いそうです。

メールや携帯電話の普及で、対人対応力が低下してきていることも指摘されています。
こんな時代だからこそ、フェースツーフェースの対人コミュニケーション力が求められるんですね。

追伸
最近は地方への出張が多いのですが、先日購入したiPhoneの御陰で、家族とSkypeを楽しんでいます。これもフェースツーフェースのコミュニケーションと言うのでしょうか?
文字だけのメールのやり取りより、随分と意思疎通が図れる気がします。
ただ子供たちは、好きなTV番組の最中に呼び出され、不機嫌な時もしばしばありますが・・・(苦笑)